当工房は、2022年6月に横浜の金沢文庫に
設立以来、
お客様から注文を頂いて、年間数台の真空管アンプを製作しております。
工房は金沢文庫の閑静な住宅街に位置し、きれいな空気の森のまん中にあります。
そのため、騒音を気にせずにアンプの製作に集中できる、
環境に恵まれた真空管アンプ工房です。
当工房は、2022年6月に横浜の金沢文庫に
設立以来、
お客様から注文を頂いて、年間数台の真空管アンプを製作しております。
工房は金沢文庫の閑静な住宅街に位置し、きれいな空気の森のまん中にあります。
そのため、騒音を気にせずにアンプの製作に集中できる、
環境に恵まれた真空管アンプ工房です。
当工房は「真珠」を標準機種とし、「翡翠」「玻璃」「珊瑚」「桜貝」の計5機種を提供しています。 これらは価格差だけでなく、異なる真空管を使用し、それぞれに特徴を持たせています。 例えば、大型の真空管(6550A、KT88)を用いた「翡翠」はホールや大きなリスニングルーム向けで、「玻璃」は中型の真空管(6G-B8)を使用し、15~20畳のリスニングルーム向けです。 10~15畳のリスニングには(6L6GC)を用いた「真珠」「珊瑚」、 小さい部屋には(6V6GT)を用いた「桜貝」が適当かと思われますが、お聴きになるジャンル によっても機種の選択は変わります。 これらのラインナップは出力だけでなく、アンプごとに個性を持たせておりますので、一番出力の小さい「桜貝」でも侮りがたい音色をお楽しみ頂けると思います。
当工房のアンプは注文を受けてから製作いたしますので、回路は変更できませんが、出力トランスや抵抗、コンデンサはカスタマイズが可能です。 標準仕様は高品質なオーディオグレード部品を、トランスにはゼネラルトランスを選用しております。 「翡翠」「玻璃」には東京光音、ビシェイ等の最高級の抵抗と、バイパスコンデンサにはブラックゲートを用いております。 その他の機種でも、アムトランス等の抵抗、ASC、ERO等のコンデンサを用いております。全機種のケーブルにはモガミのOFCを用いております。 アンプは、一つの部品を高級品に交換しても必ずしも良い音になるとは限りません。 当工房は、全体のバランスを重視し、それぞれの真空管の良さを引き出しております。
どこにでもある自然な音作りを目標としておりますので、一部のオーディオマニアには物足りなく感じるかもしれませんが、 現在市販されているアンプは薬味が強すぎると思います。 そのような音は自然界に存在しません。 生の声、生の楽器の音を知る人には、その良さをおわかり頂いております。
以上、試聴ご希望の方は、メールまたはお電話でご連絡下さい。
当工房の最高機種で、6550A(KT88、EL34)のシングルアンプで、UL接続を使用しています。
出力は6550Aで約10W+10Wで、シングルアンプとしてはかなり大きく、20~30畳の部屋でも十分な音量です。
このアンプの特徴として、プラス端子を2組取り付けてあり、KT88、EL34も使用できます。
出力は8W+8Wに減少します。
音は限りなくクリアな上に力強く、鳥の鳴き声や、水の流れる音にはハッとするリアリティが感じられます。
基本的には、楽器の分離度が高いので、特にオーケストラなどの大構成の曲に向くと思います。
当工房で二番目の機種で、東芝開発の6G-B8を使用したシングルアンプです。
6G-B8 は 6L6GC を一回り大型にした真空管で良い特性を持っています。
出力は6W+6Wです。10~20畳のリスニングルームでちょうどよい音量です。
奏でる音はクリアな上に深みがあり、特にピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲などに最適で、
独奏者がオーケストラから浮かび上がります。
おそらくジャズにも向くと思います。
当工房の主力機種で、世界中で使用されている6L6GCのシングルアンプです。
本アンプでは東芝製を使用します(変更可)。
これまでに10数台の真珠を製作してまいりましたので、最適な調整ができており、非常にクリアな音がします。
バイパスコンデンサには各2個計4個のブラックゲートコンデンサを使っております。
出力は4.8W+4.8Wですが、10畳程度のリスニングルームには十分な音量です。
本機種は基本的に真珠と同じ6L6GCのシングルアンプです。
コストダウンのため、ブラックゲートコンデンサ等一部の高価格部品をオーディオグレードで安価なものに変更するとともに、
真珠の特注シャーシをタカチの汎用品に変更しました。
これにより、真珠と同等のクリアな音はそのままに、4
万円のコストダウンが可能となりました。
なお、あまり好評ではなかった端子の位置を、シャーシ上からシャーシ背面に移動させました。
真空管は JJ(スロベニア)と EH(ロシア製)の新品を使用。
フォークソングやピアノの独奏に向きます。
真空管アンプの入門機種として、回路を再設計しました。
6V6GTのシングルで、整流は小型の6X4、電気トランスには小型のPMC100M、
出力トランスは中国製品を使用することにより、この価格を実現しました。
出力は3.8W+3.8Wです。
音は上位機種には多少劣るものの、同価格帯のアンプと比較すれば、圧倒的に良い音です。
コストパフォーマンスの高い機種で、真空管アンプに入門される方から、専門の方のサブ機種としても最適です。
アンプを含めてすべてのオーディオ機種の音は写真では分かりません。
YouTubeには空気録音(音源をスピーカーで再生し、それをマイクで撮ったもの)がありますが、実際に視聴してみないと音の良し悪しは分かりません。
当工房では、最高の音質のオープンリールテープ(2track/38cm/s)を音源とし、ALTEC
A-7スピーカーによる最高のシステムを備えています。
当工房にはレコードプレーヤー、CDプレーヤーもご用意していますので、ご視聴時に皆様のお気に入りの音源をお持ちください。
アンプを試聴する場合、理想的には、自宅のシステムでアンプだけを交換して試聴するのがベストですが、なかなかそのようなことは難しいと思われます。
結局オーディオ店にあるシステムで試聴することになり、正しい評価ができません。残念ながら当工房でも事情は同じです。
オーディオ装置は、テープ、レコードプレーヤー、CDプレーヤー、パソコンなどの音源とアンプ、スピーカーから構成されます。
ですから、アンプだけを交換して聴いても、自宅のシステムの音にはなりません。
しかし、考えればおかしな話です。録音された生の音は一つです。
当工房は、最高の音源(オープンリールテープ)、最高のスピーカー(アルテック
A-7)を中心とした試聴システムを用意しております。
オーディオマニアの方には拘りの多い方がいらっしゃいますが、一旦拘りを忘れて貰って、当工房のシステムを聴いてみて下さい。
これが自然な生の音であると考えております。
視聴用音楽はこのシステムで「真珠」を再生したものをスマートフォンで録音した音源です。
視聴をご希望の方は京急金沢文庫駅までお迎えにまいります。